特徴
排水性塗装の耐久性強化に
排水性舗装は、交通安全や低騒音化へのニーズとともに高速道路から市街地幹線道路や駐車場などその対象も拡大し、今後益々施工量が増大するものと予測されます。
排水性トップコート工法は、従来の排水舗装(改質アスファルト使用)の表面に特殊な樹脂を散布し、強固な皮膜を形成させることにより、排水性機能を維持したまま、耐磨耗性や骨材飛散などに対する耐久性を向上させるものです。
特許第2913895号
特許第2913904号
排水性トップコート工法の特徴
・骨材飛散の抑制
骨材の表面および接点に強靭で接着性に優れた樹脂硬化を形成し、骨材の飛散を効果的に抑制できます。
・空隙つぶれ・空隙詰まりの抑制
樹脂硬化膜がアスファルトの流動変形を抑制し、空隙詰まりによる排水性能の低下を防止します。
仕様概念図

・カラー舗装化も可能
散布する樹脂は容易に着色が可能なため、カラー舗装化を同時に行うことができます。標準仕様

カラー仕様

・樹脂の要求性能
要求品質 | 内 容 |
---|---|
浸透性 | 適度な粘度と表面張力を持って、舗装体内部に浸透し、骨材周囲を均等にコーティングし得ること。 |
柔軟性 | アスファルト舗装の挙動に追従すること。 |
付着性 | アスファルトと相性が良く、骨材間の結合力を高める付着強度が大きいこと。 |
耐水性 | 硬化後、水に対するはく離抵抗性が大きいこと。 |
硬化性 | 硬化時間が短く、早期交通開放ができること。 |
排水性トップコート工法の適用箇所
- 過酷な併用条件下の非水性舗装
- 交差点内および車両停車部
- 高速道路インターチェンジ進入路
- サービスエリア・パーキングエリア浸入路
- 駐車場
- コールドジョイント部
- 景観を考慮した排水性舗装
樹脂散布無の骨材飛散

樹脂散布無の骨材飛散
